意外とカンタン、【ホワイトソース】の基本のつくり方とアレンジ料理を紹介します

鍋のホワイトソース

ミルキーな風味で滑らかな食感のホワイトソースを食べると贅沢な気分になります。
つくるにはハードルが高いと思われがちなホワイトソースですが、ポイントさえ押さえれば簡単に手づくりできます。
この記事では、バターを使わないつくり方や、料理によっての使い分けなども紹介していきます。
手づくりでしか味わえないホワイトソースに是非チャレンジしてみてください。

ポイント
火加減に注意。バターは弱火で焦げないように香りを出す。
必要な道具
・鍋
・木べら(またはシリコンベラ)

※木べらでなく金属製のスプーンやお玉などでソースを混ぜると、ソースが灰色がかった仕上がりになることがあります。

ホワイトソースの材料

材料

・牛乳 600㏄
・無塩バター  45g
・小麦粉 45g(薄力粉でも強力粉でも中力粉でもオケ)
・塩 5g(有塩バターを使う場合は4g)

※有塩バターには1.5%の塩分が含まれています。
 塩加減はお好みで調節してください。

ホワイトソースのつくり方

つくり方

1. バターを鍋に入れて弱火~中火にかける。
(火加減が強いとバターが焦げて不味くなります。)

2. バターが溶けきる前に鍋を火から外し、小麦粉を入れる。
  
3. 鍋を火から外したまま、小麦粉とバターをよく混ぜる。

4. なめらかに混ざったら中火にかけ、木べらで混ぜる。
(バターは焦げやすいので絶えず混ぜ続ける)

5. ブクブクと泡が出始めてもまだ混ぜ続ける。
(小麦粉とバターの水分が蒸発している状態)

6. 泡が落ち着きサラッとしてきて、色が少し茶色に変化してきたら牛乳をスタンバイ。
(バターの旨味成分である乳清がキャラメル化した状態)

7. 半分ほど牛乳を入れ火加減を強火にする。ゆっくり絶えず混ぜる。

8. だんだん木べらが重くなりソースが固まってくるがしっかり混ぜ続ける。

8. 残りの牛乳の半分を鍋に入れて混ぜながらなじませる。残りをすべて入れ混ぜる。

9. 塩を入れ味を調え完成。

つくり方アレンジ&コツ
①バターは他の油で代用することもできます。
半量をオリーブオイルやコメ油などに置き換えたりすることで、バターの風味は残しつつ植物油で若干ヘルシーに仕上げることができます。

②クリームコロッケなど固めに仕上げる場合はバターと小麦粉の量を増やします。
逆にホワイトシチューなど緩めに仕上げたい場合はバターと牛乳の量を減らします。
(バターと小麦粉の比率は1対1です。牛乳の量を増減させても構いません。塩の量は牛乳の0.8%を目安に入れてから調整すると味付けに迷いにくいです。)

ホワイトソースの使い方

使い方

・グラタン

・ドリア

・オムライスのソースに

・パスタソースに

・クリームコロッケ

・ラザニア

・チキンにホワイトソースとチーズのせて焼く

・クロックムッシュ

・パンプキンスープ

スープに使う場合は緩めに、コロッケには固めになど、食べたい料理に合わせてホワイトソースが作れれば、料理の幅がぐーーんと広がりますね。

イタリアンではホワイトソースのことをベシャメルソースと言って、様々な料理で使います。
覚えておいて損はない基本のソースのひとつです。

当ブログで紹介しているピザ生地とも相性抜群ですので是非お試しください。


使い勝手のよい【アンチョビソース】のレシピ

アンチョビソースのアイキャッチ
イカとアンチョビ のスパゲッティ


魚介系のパスタや生野菜のディップソースにも使える万能ソースがこのアンチョビソース。
つくっておけば味付けがビシッと決まる調味料として大活躍します。
市販のアンチョビソースより割安なのも魅力です。

ポイント
弱火でゆっくり火を入れて臭みを飛ばしていきます。
必要な道具
・鍋
・ハンドミキサー(またはミキサー)

アンチョビソースの材料

材料

・アンチョビ  一瓶(缶)
・オリーブオイル  アンチョビの半量
・にんにく    1~2片(お好みの量で構いません)

アンチョビソースのつくり方

つくり方

1. オリーブオイルとにんにくを鍋に入れて中火にかける。

2. にんにくから沸々と気泡が出始めたら弱火に落とす。
  
3. にんにくの気泡が小さくなってきたらアンチョビを入れる。火加減は弱火のまま。

4. 鍋底が焦げないように木ベラかゴムベラで混ぜながら、アンチョビが溶けるまで煮ていく。

5. ドロドロしていたアンチョビが徐々にサラサラしてくるまで火を入れる。

6. 粗熱をとってからミキサーで滑らかにする。

アンチョビを煮る


クツクツと鍋底から気泡が上がってくる状態を保ちゆっくり火を入れます。


スプーンにのったアンチョビソース

ドロドロからサラサラに変わったところ。

アンチョビソースの使い方

使い方

・シラスとアンチョビソースのピザ

・キャベツとアンチョビソースのパスタ

・ボイル野菜のアンチョビソースがけ

・バーニャカウダ

・ゆで卵のアンチョビマヨネーズがけ

・茹でじゃがいものアンチョビソース和え

・白身魚のソテーに添えて

・じゃがいものニョッキ、アンチョビクリームソース

・生野菜のディップソースとして

淡白な味の食材にちょこっと添えるだけで美味しくなりますよ。

キノコのピザ

キノコとアンチョビソースのピザ。
ピザ生地レシピはこちら

今回は様々な食材の味付けに重宝するアンチョビソースのレシピをお届けしました。
おつまみからメイン料理まで、少しの量で味が決まる万能ソースです。
いろんな食材や料理に試してみてください。

バジルと塩麹のジェノベーゼ

バジルと塩麹のジェノベーゼソース
バジルと塩麹のジェノベーゼ


爽やかなバジルの香りと塩麹の間違いない美味しさを合わせた上に、オリーブオイルを加え日持ちするようにしました。
ピザやパスタに使えるソースです。
朝食のトーストにもいいですね。

ポイント
バジルは固そうな茎や花の部分は取り除きます。
必要な道具
・ミキサー

バジルと塩麹のジェノベーゼソースの材料

材料

・バジル  100g
・オリーブオイル  大さじ3
・塩麹    バジルと同量

※お好みでナッツやにんにくを加えても美味しくなります。

バジルと塩麴のジェノベーゼのつくり方

つくり方

1. バジルは洗ってキッチンペーパーか布巾、サラダドライヤーで水気を切る。

2. バジルの硬い茎や花は取り除く。
  
3. ミキサーに全ての材料を入れ滑らかになるまで攪拌する。

4. 清潔な瓶に入れ、オリーブオイル(分量外)で蓋をする。

バジル

バジルは洗ったらよく水気を切らないと黒く変色します。
水に漬け過ぎるのも禁物です。

バジルの量が多いのでミキサーの刃が回りにくいと思います。
ゴムベラなどでバジルを底へ押し込みながら、スイッチのオンオフを繰り返しつつゆっくりとミキシングしましょう。
あまりにも回らないと感じたら、オイルを足してください。


夏になるとたくさん採れるバジルをソースにして保存しておけば、いつでも使えてホントに便利です。
自家栽培してものでつくれば、添加物の心配もありませんよ。

バジルと塩麴のジェノベーゼの使い方

使い方

・ピザ

・パスタ

・豚と野菜のバジルソース炒め

・ゆで卵のバジルマヨネーズがけ

・茹でじゃがいものバジルソース和え

・チキンソテーに添えて

・ミネストローネに風味付けとして加えて

ジェノベーゼソースのピザ

このソースに合うピザ生地のつくり方


今回紹介したソースはバジル好きなら常備したい逸品です。
簡単なのに美味しくて保存も効く万能選手です。
ぜひお試しください。